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※鉄ヲタネタが超長文で続くので興味が無い方はスルーして下さい
久しぶりに「鉄子の部屋」ラベルを使うなぁ…
旧知の方はご存知、ワタクシは大の鉄道ヲタクでして、特に路線図が好物でございます
で、路線図以外に駅舎や施設などの鉄道関連の建造物も守備範囲でして、 その中でも特に愛する東京駅がリニューアルしたと聞き、早速やって来た
で、誕生日だったので旦那様におねだりして、10月にリニューアルオープンした東京ステーションホテルに宿泊してみた!!!!
東京ステーションホテル
東京都千代田区丸の内1-9-1
Tel 03-5220-1112
Web
http://www.tokyostationhotel.jp
正直、こんなに日本中が東京駅に沸いていると露知らず、訪れてみるとチェックインでフロントは順番待ちで、ホテルには観光客が大量に押し寄せ、ホテル内のレストランは連日大行列らしい
で、無事にチェックインを済ませるとお部屋へ案内される
廊下には昔の東京駅に関する写真が丁寧に額装され、展示されている
こうゆう昔の鉄道写真も大好物でして、大正時代に建設された東京駅の写真や今は無き東海道本線特急つばめ(写真右)などを食い入るように拝見させて頂いた
散々騒いだ後はお部屋に到着…
ホテルの躯体は旧来の東京駅のままなので、お部屋はかなりコンパクト
が、天井が高くなっているので狭さはあまり気にならない
全部が新品なのにレトロだけど落ち着いていて、重厚感がある雰囲気が良い
で、コレが見たかったのー!!!!!
ホテルのお部屋から東京駅構内が見れると聞き、それは絶対にやってみたい!!!と思い、
ドームサイドのお部屋を予約
下調べ通り、お部屋からは干支のレリーフが見れて「蛇か…フムフム」などと一人でブツブツやらせてもらった
ちょうど丸の内南口ドームに面したお部屋だったのだが、本当に駅のコンコースが見える!!!
あまりに鉄道が好き過ぎて鉄関連の仕事をしていたのだが、このお部屋の真裏位に昔の仕事場があって感慨深かった…
あぁ、また鉄道の仕事がしたい…
そんな大興奮の一日はあっという間に明けてしまい、気付いたら朝食の時間だった
我が家は半年前にネットで予約したのだが、オープン記念プロモーションとして朝食がサービスで付いていた
今は数ヶ月先まで宿泊の予約がいっぱいらしいので、たまたま早めに気付いて予約しといてヨカッター♪
で、こちらは朝食会場の
アトリウムで、宿泊者限定のスペースらしいので一般の人は入れないらしい…グフフ
ここは東京駅のちょうど真ん中にある三角屋根の中で、中央に見えている赤レンガは昔の躯体
東京駅舎はもともと3階建てだったが、戦争時に大きく倒壊してしまい、残っているレンガで無理やり作り直したために2階建てになってしまった
で、建設100年目に際して元の姿に戻そうというのが、今回の改装の趣旨
最初は3Dのパース図や計画書を見て「あのドームとかどうなの??!」 と思っていたが、出来上がってみたら思いの外、良かった
これは朝食
ビュッフェ形式で和洋中なんでもありながらも、どれも国産素材で丁寧に作ってあるそうな
先ほどのアトリウムは中央線のホーム側に向けて作ってあるのだが、スタッフに「皇居側ってどうなってるんですか??」と聞いたら、秘密の小部屋があると教えてくれた
事前に予約した人だけが朝食を頂けるらしく、1日1組しか受け付けていないので、どうしても!!という人は頑張ってスイートに泊まるっきゃない
前面の窓からは行幸通りと皇居が見える
東京駅の真ん中にある入り口は皇族や国賓が列車に乗る時に使うのだが、その時は行幸通りが全て封鎖されて、皇居から一直線で東京駅に向かう
で、東京駅前のロータリーにあるガードレールは可動式になっていて、皇族が行幸通りを使用する際には全て撤去されるらしい
へぇぇええぇぇ~~~!!!!!
側面の窓からは駅舎のパーツが間近に見える
色々とこだわって作ったに違い無く、2階までの昔の赤レンガと3階からの新しいレンガが馴染むように工夫してある
東京駅の従業員用の裏通路には昔の赤レンガの躯体が残っている箇所があり、経年劣化でぼろぼろになったレンガを見る度に東京駅の歴史を感じれた
それが、良い形でこうして復元されて本当にヨカッタ
最後に朝食会場のアトリウムにはライブラリーコーナーがあり、東京駅に関する書籍が集められている
また、本に興味が無い人もテレビを見ながらソファでゆっくりコーヒーが飲めるので、非鉄ヲタでもご安心を
私が選んだのは山手線とジョサイア・コンドルに関する書籍
山手線は鉄道がひかれた頃の各駅の写真や、山手線が環状していなかった頃の歴史などが紹介されていて大変に興味深かった
ジョサイア・コンドルは鹿鳴館や三菱一号館などの日本の西洋建築の礎を築いた人で、どの作品も大好き!!
東京駅はこの人の弟子が設計している
と、何から何までが大好物のコンテンツづくしで大堪能♪
もう二度と来れないような気がするが、数十年後とかにまた来たいなぁ~
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